椎間板ヘルニア カイロプラクティック治療
椎間板ヘルニアの治療において、良く耳にするのが「カイロプラクティック」治療です。
一般的には整体術のように認識されているかもしれませんが、同じ手技療法でも整体術は日本で開発されたものであり、カイロプラクティックはおよそ100年前にアメリカで生まれた治療法です。西洋医学に次ぐヘルスケアとして発展しています。
カイロプラクティック治療の効果は、まず第一に筋肉や関節の痛みの改善です。次に、神経の働きを整える効果です。神経は脳と体を結ぶもので、神経の働きを整えれば体の働きも整います。
もう一つが自然治癒力を高める効果です。これは色々な症状の予防にもなります。
椎間板ヘルニアの治療はカイロプラクティック治療においては日常的に見られる症例の一つです。椎間板ヘルニアによる椎間板の圧を下げる操作ではありますが、整形外科的治療である牽引とは違い、局所的に圧を下げる操作をします。さらに、関節を正常な位置に戻し、運動性を取り戻していくように操作します。
また、正しい姿勢が取れるように、生活環境についてのアドバイスも大切な治療として取り組んでいます。最近の報告で、元には戻らないことが常識とされていた磨り減った軟骨が手術によって再生した、というものがありました。これは変形性膝関節症の手術治療で、器具を使って関節の変形を矯正したところ1〜2年で軟骨細胞が自然に再生したというものでした。カイロプラクティック治療で行っていることはこの手術と同様の考え方なのです。関節を適切な角度に保てば再生するというものです。
椎間板ヘルニアにおいても、この考え方での治療が当てはまるということになります。ですから、椎間板ヘルニアになってもカイロプラクティック治療によって回復は十分に可能であるということになるのです。