椎間板ヘルニアの対処
突然の椎間板ヘルニアに、誰もが「どうしたらいいんだろう」と不安になります。椎間板ヘルニアの対処法、それはまず「絶対安静」です。椎間板ヘルニアになった直後は無理をしがちです。例えば曲がるか、回るか、痛いのはどこか、確かめたくなって動かしてみるでしょう。これが“無理”なのです。これは椎間板ヘルニアの対処ではありません。結果、状態は悪化し、長引いてしまうことが多いのです。まずは観念して、そして、横になって安静にしてください。椎間板ヘルニアになった時のそれが一番の対処なのです。
基本的に初日が痛みのピークです。ここで辛抱するのが効果的であり、効率的です。痛みのひどい時はとにかく「安静」です。次の対処は「患部のアイシング」です。椎間板ヘルニアは疲労のたまったところの炎症、捻挫であることが多いので、一番楽な姿勢を確保して、オーバーワークでオーバーヒートした筋肉を冷やしてあげましょう。足や腕の捻挫や発熱時の対処と同じ原理です。誰かの手を借りて、姿勢固定の安静でのアイシングが必要です。
腰の椎間板ヘルニアの場合には特に固定による対処が必要です。アイシングがある程度できたら、楽な姿勢で腰を固定しましょう。骨盤のズレが生じている場合があるからです。無理な動きを抑制することにもなります。
そして、徐々に回復してきた時には無理をせず、痛みの起こった部分に負担のかかる動きは避けてください。まだ完治したわけではありません。ちゃんと専門機関に相談しましょう。慢性化だけは防ぎたいものです。