椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

突然の腰痛と太股から足先に至るしびれが腰椎椎間板ヘルニアの特徴です。
腰椎椎間板ヘルニアは以前は20代から50代の人に多く見られる症状だったのですが、最近、10代の若い人にも見られるようになってきました。

ヘルニアとは「突き出した状態」という意味で、まさに椎間板が突き出したものが椎間板ヘルニアということになります。もし、足のしびれやお尻のしびれを自覚した時には、その部位の異常とは思わず、まず腰椎の椎間板ヘルニアを疑ってください。

 

簡単なチェック方法があります。腰の上げ下げの動きにしびれが連動していないか確認するのです。足をそろえて仰向けに横になり、どちらか片方の足を90度までゆっくり上げてみてください。しびれがひどくて上がらない人はヘルニアの可能性が高いです。しびれではなく、腰が抜けそうな感じを自覚した場合はぎっくり腰などの急性の炎症の可能性があります。

 

腰椎椎間板ヘルニアの初期の症状は、具体的には歩行困難、咳・くしゃみに伴う激痛、座った状態から立ち上がることが困難、前かがみの姿勢がつらい、少し歩いただけで腰から下に起こるジーンとした痛みなどです。このような症状が見られる場合、腰椎椎間板ヘルニアと疑って、一度専門機関を受診することをお薦めします。

 

体を動かすことすら困難な激痛が起こることも多々あります。その場合はとにかく「絶対安静」です。自分で可動状態を確認することは絶対に避けてください。逆効果です。